1アマ・2アマ受験体験記

 合否に係わらず、1アマ・2アマ国試受験の体験記と勉強方法などの原稿を募集しております。実名又は匿名を明記の上、原稿をお寄せ下さい。その際、使用した参考書、問題集や参考にされたホームページもお教え下さい。原稿は、趣旨が変わらない範囲で編集することがあります。ご了承下さい。

 

1アマ受験体験記   JH8KZW 津端公彦


1 受験の動機

私はハイパワーへの興味も経済力も持っていないため、第2級アマチュア無線技士の資格でハムライフを十分に楽しんでいました。
第1級アマチュア無線技士(以降1アマ)の資格にあこがれはあったものの、先のような状態でしたので、1アマの資格にあまり必要性を感じてはいませんでした。
そんな私でしたが、キット購入を通して親しくなったNPOラジオ少年の原OMと、開局当時からのハムライフについて話しをするうちに、かつてのあこがれでもあった1アマの受験をしてみたくなりました。1アマの国家試験が休日に行われていることや、電気通信術が免除であることなども受験を決心させてくれました。

2 受験の手続き

思い立ったが吉日。早速、インターネットで受付期間等を調べてみました。既に受付は始まっていて手続き期間の残りが1週間ほどしかありません。万が一、申請書の記載に不備が有った場合、郵送では今期の国試に間に合わなくなってしまうので、インターネット上から受験申請手続きを済ませました。
ついでにインターネット上で問題集を検索してみると、上級ハムの出版物が減ってしまっていることにびっくり!。昔(20年以上前)は上級ハム受験のための問題集等が数多く出版されていたのに、なんだかちょっと寂しくなりました。


3 受験勉強

インターネットで購入した問題集はすぐに届いたのですが、年度末を前に忙しく、国家試験対策勉強は、試験までの日数が1ヶ月を切ってからになってしまいました。
 電子工学を専門に学んだことがある私は、法規の勉強から始めることにしました。
 法規の問題は140ページ分だったので、1日20ページで1週間勉強することに決めました。2アマの国試を記述問題で受験していた私には、勉強がとても楽に感じられました。解答が選択肢に用意され、”書く”ことが出来なくとも”読む”=”目で見る”ことで解答できたからです。
 1週間で法規140ページ分をひととおり終わらせた後、つぎの週も定着を図るため、法規だけの勉強を続けました。
 この2週間での学習法ですが、正答番号に印を付けて書き込みをしながらすすめました。一般に、問題集には書き込みをすべきではない、などと言われますが、短期決戦型では記入した方が効率も定着度も良いと思います。ただし、正答番号を間違えて記入するととんでもないことになりますのでこの点は十分な注意が必要です。(後に、このことで悔しい思いをすることになりました)

 勉強には勤務先での昼食時間や休憩時間もフルに活用しました。ただし、鉛筆を握って勉強するほどの時間は取れませんので、問題集を「”読む”だけ」にしました。勉強時間が短く細切れの状態なので、あまり効果が上がらないと初めは半分諦め状態でしたが、実際には「短時間であることによる集中力の持続」や、「強制的な中断の発生により反復練習を余儀なくされる」ことなどが、定着度を上げることに貢献し、振り返ると、職場での隙間時間勉強はとても効果的だったと思います。
 自宅では、複数の問題に共通する内容(期間、期限などの数字など)をノートに書いてまとめる作業を行いました。特に似た表現のものや、似た内容のもの、さらに、自分にとって勘違いしやすい表現のものなどは丁寧にまとめました。ただし、自分にとって解りきっていることは一切ノートには記入しませんでした。
 これらを毎日行い、法規を2週間でほぼ完成しました。
 続いて無線工学の問題を分野毎ページ順にどんどん解いていきました。「電気物理」「電気回路」「半導体素子および電子管」「電子回路」「電源」の各分野の問題は、3日間ほどで完成し、「送信機」「受信機」の2分野は、ハムライフで身につけた知識や経験がとても役に立ち、苦労なく完成できました。結果、電子工学の勉強を始めてから4日目には「空中線及び給電線」「電波の伝わり方」「測定」の3分野を残すだけになっていました。
 残った3分野のうち、「空中線及び給電線」「電波の伝わり方」には、新たに覚えなければならない公式があり、面倒な筆記計算も含まれていたため、問題を解くスピードが落ちてしまいました。しかし、試験までは1週間以上あると気を落ち着かせて焦らずに問題を解き続けたところ、残り3分野も2日ほどで仕上がり、結果、無線工学は1週間掛けずに完成することができました。

 試験まであと1週間。どちらかというと苦手な法規を中心に、問題集の練習を繰り返しました。この時期、インターネット検索で上質な情報満載の素晴らしいWebページを発見しました。最終まとめのためにしっかりと利用させていただきました。(ありがとうございました)これからの受験を考えている皆さんにもご利用をお勧めします。(http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/)
 さあ、一ヶ月弱で、なんとか受験の準備は整いました。

4 受験当日

いよいよ試験当日です。
試験会場のある札幌市まで、各駅停車でおよそ1時間30分。確認には丁度良い良い時間です。インナータイプのヘッドホンで音楽を聴きながら問題集を”読み”続けました。完成したと自信のあった工学の問題に公式がすぐに思い浮かばないものを見つけました。焦りましたが、簡易な手法でも解ける問題なので公式をうろ覚えのままで済ませてしまいました。(これが、後で悔しい思いをする原因になるのです、、、)1時間30分はあっという間でした。周りの雑音を音楽がかき消してくれたためにかなり集中して仕上げ確認が出来ました。
 会場には受付開始の40分以上前に着きました。まだ試験会場に入れなかったので試験会場を離れ、時間まで問題集を読んで過ごしました。受付開始を少し過ぎた頃に試験会場に戻ると、すでに受験者が数名座席に座っていました。試験会場での座席は入場順に着席するかたちが取られており、受験番号で座席を指定するスタイルではありませんでした。受験者数は三十数名だったように思います。皆さん直前まで問題集や参考書を開いていました。
 実は、ここで大きな失敗をしてしまいました。腕時計を忘れたため、会場の時計を利用するつもりだったのですが、試験会場入りが早かったために右壁面に取り付けられた時計よりも座席位置が前になってしまい、時計を見ることが出来なくなってしまったのです。あわてて係官に申し出ましたが、残念ながら却下されてしまいました。しかし、時間の経過をアナウンスしてくれるとのことでしたので、ちょっとだけ安心しました。
 注意事項の説明が始まり、予定時間通りに法学の試験が始まりました。まず、ざっと問題全体を眺めてみます。どうやら問題集の問題とあまり違わない内容のようです。
 解答の選択肢は少しずつ違う内容になっています。問題のポイントとなるキーワードに着目し、明らかに間違っているキーワードには×を記入するという方法で解答をすすめました。こうすると正答が何番なのかが一目瞭然で、見直しの時にも確認しやすくなります。少し迷う問題もありましたが落ち着いてキーワードに着目して解き続けました。ここでは、ノート作りをした勉強がとても役にたちました。
解答後、見直しを3回以上繰り返しましたが、退室可能時間からあまり時間が経つことなく退室できました。
電気通信術の試験は免除だったので、試験会場を出てすぐさま喫茶店に入り、コーヒーを飲みながら解答の確認をしました。
結果はどうやら合格点です。不正解の原因は、問題集への正答の印のつけ間違いでした。間違った答えを正答として憶えてしまっていたのです。これを発見できないままだったのです。思い込みとは恐ろしいものです。
 その後、食堂へ場所を移し、食事を取りながら工学の問題を読みました。
 再び試験会場に戻ってみると皆さんは既に着席し、問題集を開いて勉強をしていました。
 工学の試験も予定時間通り開始されました。法規の時と同様に、ざっと問題全体を眺めてみると、こちらも問題集とあまり違わない内容でした。工学は問題を番号順に解いていきました。問題の余白に計算をするので、問題用紙がどんどん汚れていきます。ごちゃごちゃとしてしまい見直しが大変になりそうだったので、ポイントとなる数値が導かれた時点で、その数値を線で囲むことにしました。見直しでは、これがとても役に立ちました。ところで、基礎的な電気物理の問題を2問解き、電子回路の計算をしているところで退室可能時間になったのですが、この時点で退室した方がいたのには驚きました。計算量も多いのに凄い人が居る者だと感心しました。
 その後、問題を順調に解き進めて見直しをすませた後、終了時間よりも早めに退室しました。しかし、退室後に解答を確認してみると、やはりミスがありました。朝の「公式うろ覚え放置」の問題と、完全な思い違い(勘違い)によるものだったのです。
 
4 通知到着、手続き

 自宅に帰ってから、再度しっかりと自己採点をしたところ、法規119点、工学144点、でした。一応合格です。
 しかし、解答用紙への記載ミスなどがあるかも知れません。ドキドキしながら通知を待ちました。
 結果通知のはがきは、国試の丁度3週間後に届きました。合格通知の横には、「合格おめでとうございます」と印刷されており、昔の国試の通知では考えられないサービスぶりです。(笑)
 早速インターネットで申請書類の書式をダウンロードし、北海道の総合通信局へ従免申請しましたが、驚いたことに、なんと!!1週間後に郵送で従免が手元に届きました。早い!、北海道の総合通信局の職員の方は優秀です!。(笑)

5 おわりに

 1アマ合格後、私のアマチュア局は、送信出力、周波数、電波形式、いずれも全く変化していません。(笑)でも、1アマを取得した満足感・達成感は味わえています。同時に上級ハムとして恥ずかしくない行動をするべきだとの自覚が、2アマの時よりも強くなりました。
 合格への近道は、地道に何度も問題集をこなす事だと思います。私は、電子工学を専門に学んだことがあるので、無線工学についての国試対策は電子工学を苦手とする方には参考にならないと思います。しかし、法規・工学どちらも、問題集のくり返し学習が一番役に立ったことに間違いはありません。
 今回のこの駄文が、皆様の受験にお役に立てば幸せです。ご自身に合った、最も効率の良い学習法を見つけて、ぜひ合格通知を手に入れて下さい。

6 資料
 使用した問題集  「第1級ハム アマチュア無線技士国家試験用 国家試験問題集」 野口幸雄 著 CQ出版社
 使用したWebページ http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/ 


1アマ受験体験記   JA8ATG 原 恒夫

1 受験の動機  

 資格の進歩の無いままアマチュア無線を楽しんできましたが、「NPO法人ラジオ少年」で上級アマ国試向け講習会を開始したところ、筆者より年上の方が何人も一生懸命勉強されている姿に感激し、筆者も重い腰を上げることにしました。



2 初体験

 実力を試すということで「東京ハムフェア」にも行かず、とにかく1アマを受験してみました。

 受験日 平成23年 8月 28日(日) 09:30〜
 
 会 場  札幌駅近くの道特会館
 
 受験者 23名(欠席もいたようですが人数は不明) 電気通信術の受験者は5名?

 法 規  ひねくった問題全くなしで、皆さん満点近いと思います。

 通信術  今の制度最後の受信の試験ですが、免除で様子が分かりませんでした。

 工 学  避雷器の問題が既出問題集ではみあたりませんので、これが新問題でしょうか。計算問題は、ほとんど定数を変えてあり、筆者は、計算できないので、鉛筆転がしで、運を天に任せました。
       
 試験問題の訂正  法規試験が始まって15分位して電話連絡があったようで2カ所の訂正、工学は、昼休みに連絡があったようで2カ所の訂正あり。

 という訳です。

3 役立つ日頃の運用からの知識

 法規は、もちろん工学も日頃のアマチュア局の運用で得た知識が、すごく役立ちました。送信機、受信機、アンテナ、電波の伝搬、電波障害などは、10年もアマチュア局を運用していれば、新たに勉強する必要がないと思います。今回の受験を通して学んだことををまとめてみます。

・ 6db、13db、20dbのゲインやlog、√の整数になる(あるいは整数に近くなる)数値を暗記しておきます。−−−−中途半端な数値になる計算問題はほとんど出ません。

・ 問題を見たら答えの予測をして下さい。例えば共振回路の計算問題で、Cを小さくしたら周波数はどうなるか。−−−正答は、周波数の高いものを選べばよいのです。選択問題は、正答を予測して、2〜3個に絞り込んでから1つを選べば鉛筆を転がしても確率は、極端に上がる訳です。

・ 問題集と同じだと思わないで問題を良く見て下さい −−−− 答えの順番が違う、図面の記号の順番が違う、CRやLの定数が違うなどがあります。

・ 再点検は必要 −−−−−− 早とちりや読み違えがあります。筆者はIA(アイ アンペア)を1A(イチ アンペア)に見てしまいました。これは、i 又は小文字筆記体のアイを使って出題すべきですね。もし出題者が、受験者の「注意力」を見るために出題しているのなら無線従事者規則の出題範囲を超えている疑いがあります。

・ 練習問題は、必ず計算をして見る−−−−−四則計算程度で解ける問題が結構あります。自分の力で計算出来る問題は、必ず計算して見ることが大事です。 

・ 練習問題は、正答だけしか読まない・見ない−−−−−紛らわしい答えは読まないし、間違った図も見ないようにします。正答の特徴を覚えます。

・ 練習問題は一通り目を通して、自分の不得意な分野を確認して、不得意な分野を重点的に勉強します。

・ 日頃の無線の運用中に気が付いた疑問をメモしておき、上級アマやプロの人に聞くようにします。ローカル局との飲み会でもどん欲に教えてもらう。相手が若い人であっても「聞くは一時の恥」です。


4 最後に
 初めての1アマ受験で、電子の基礎で、難しい計算をこなせなくとも十分合格のチャンスはありそうです。だいたいアマチュア無線局の運用で、そんなに難しい計算をすることはありません。FCCの問題のように、無線局を運用するに際に必要な知識、電波障害への対策など実務に関する知識を試験する方が、よっぽど大事ではありませんか。
 それから、筆者は66才ですが、体力は相当落ちても、記憶力は、それほど落ちていないということを実感しました。70才までに1アマ合格を目指しがんばりたいと思います。70才までに10回受験出来ることになりますが、さて、何回目に総務大臣に預けてある1アマの免許を受け取ることが出来るでしょうか。

 無線工学や電子工学に対する若い人の興味関心が薄れ、アマチュア無線も衰退の一途をたどっております。NMK、JARDなど多少でも無線の振興を事業の目的に定めている団体の責任として、具体的な振興対策を実施していただきたい。特に青少年に対する受験料や受講料を安くすることを願っている者です。
 

 8月30日、午後、知人からメールが入りました。NMKのHPに今期の問題と正解が発表されているとのこと。早速正解をプリントし、工学を採点してみました。
うーむ残念、「不合格」です。確かに合格点には達していませんが、思ったより知識を試す問題は、点を取れています。これならそんなに遠くない次期に合格点に達するかもしれません。特に勉強したわけではない日常の無線局の運用やアンテナや設備の点検修理などの知識で点が取れているのです。
不合格とはいえ短期間ですがしばらくぶりで無線工学を勉強し、「いっそう無線のおもしろさや不思議」を実感しました。

 10年以上アマチュア無線を楽しんで来られた皆さん、是非上級資格にチャレンジしませんか。ご自身に多くの知識がいつのまにかついていることに驚かれることと思います。上級になる目的には、200Wや1KWと大電力で電波を出せることも魅力ですが、この節電の時代ですから、QRPでも電波に関する知識を深め、製作などに力を入れ、長い人生を自分なりのアマチュア無線を楽しんではいかがでしょう。
 見えない電波を数学で予測したマックスウエル、電波の存知を証明したヘルツ、実用化に貢献したマルコニー、電離層反射を見つけたアマチュア無線家など多くの先達が活躍した無線工学は人類の偉大な文化です。そこに現在のアマチュア無線があります。こんな偉大な文化を楽しんでいるのがアマチュア無線です。やはりアマチュア無線は「趣味の王様」ですね。

後日談 
・「ガス入り放電管」なるもの見たことも聞いたこともない筆者は、ネットで検索したところICOMのHPに記事がありました。雷の誘導電圧をアースする部品のようです。静電容量が小さいので、高周波回路に入れられるとのことです。北海道の吹雪の際の静電気保護にも使えそうなので、NPO法人ラジオ少年で、キット化することにしました。ICOMのHPで紹介されている電子部品屋さんにオーダーをかけましたが、需要がないので特注になるとの事でした。国試のおかげで新製品を出せそうです。

・見たことも無いと思っていた「ガス入り放電管」がジャンク箱に1000個もありました。Hi 韓国のハム仲間から分けてもらった1.2G−2Gのフイルタ付き避雷器があったのです。たぶん携帯電話の端末局用だと思います。知識のない筆者は、「なんだ、この白い物は?セラミックコンデンサーかな」と何であるかわからずアルミのケースだけを使っていました。この「白いもの」がガス入り放電管だったのです。
耐圧も20kVです。静電容量は1pF程度で、同軸回路に入れて使えそうです。

 
 この白い部品が「ガス入り放電管」とは!!!

・試作した同軸避雷器です     早速同軸避雷器を作って見ました。

 
  バンドパスコイルを取り外しただけですが。






使用参考書 
CQ出版  1・2アマ用 解説・無線工学2011、2012
CQ出版  1アマ用問題集 2011,2012
東京電機大学出版局 第1級ハム教室


2度目のチャレンジで1アマ合格  JA8ATG  原  恒夫


1 勉強方法を変える

 平成23年8月期の受験で失敗しましたが、不勉強の筆者ですが日常の無線局の運営と保守の知識だけで、合格寸前まで工学の点が取れることがわかり、自信が付きました。「1アマはこわくはない!!」というのが率直な感想です。一発合格のJH8KZW 津端公彦氏の受験期を読んで気が付いたのは、氏が工学系大学を出ているのもかかわらず1ヶ月間毎日2時間も勉強されてとのことです。「そうか、文化系の私は津端氏以上の勉強時間が必要だな!」と倍の2ヶ月間1日2時間の勉強をする計画をしました。最初は、勉強をはじめて気が付くと、3時間も4時間も過ぎていました。ところが、ほほ1ヶ月が過ぎようとしているのに、電気物理を抜け出せないのです。模範解答を見ながら計算し、1問の回答を出すまでに2時間もかかっているのです。理由は簡単で、多くの皆さんのように学校で習ったことを思い出しているのではなく、筆者は習った時点で、全く理解できず落ちこぼれていたので、計算方法を学び公式に数値を入れ、答えを得るまですごい時間がかかるのです。模範解答の式の変形もどうしてこうなるのか分からないところがたくさんありました。
 
 それで、無線従事者資格の通信教育をされているQCQ企画の宮本氏に現状を打破する方法相談をしてみました。
 すると宮本氏は、「1アマはそんなに簡単にはいかないよ。効率良く勉強しないと。問題集と12月期の出題の傾向を分析したものを送るから。」と言って下さいました。
そして、いただいたのが、宮本さんが編集された、「ズバリ合格 1アマ問題集」とここ数年の単元毎の出題一覧表です。問題集は、単元毎に1〜2問程度の絞り込んで出され、回答例も記載されています。ここ6年間の出題の単元は、マトリクス表にまととめられ、最近出題されていない単元が一目でわかるようになっています。
 この表で、ここ2〜3年出題されてないところだけ勉強しておけば、満点は無理でも合格は出来るのです。これで、勉強の量が1/2〜1/3になります。めっちゃくちゃに楽になりました。

 
 シンプルな編集で解説も親切

 
 最近出題されていない問題だけを重点的に勉強を開始しました。おかげで問題数が少ないので一週間くらいで、全領域の問題を解くことができました。勉強時間も3時間から2時間、1時間と短くなってゆき、たまには無線仲間の誘いを断らずに「飲み会」にも参加する余裕が出てきました。
 
2  さて、実際の試験では 

 12月10日、札幌の1アマ受験者は、26名でした。
 さて、実際の試験での工学は、どうだったでしょうか。少なくとも8割の問題が、宮本氏の予想した重点問題のなかから出題されています。しかし、既出問題と全く定数が同じ問題は半分程度で、残りの半分は変形した類似問題でした。

実際は、
・問題の定数を変えてあるもの
・定数変更し、答えを暗記している者がひっかかるように、選択する4つの数字が既出問題と同じになっているもの
・問題は同じでも計算しないで、公式を選ばせるもの
・問題は類似でも、異なる位置の単語を選ばせるもの
・択一問題で、既出問題の正解を他の文言に代えたもの

など受験者の頭を混乱させる工夫(?)がしてありますので、問題も答えもしっかり読み、既出問題とどこが変わっているかを確認する必要があります。

3 法規は
 
 とくにひねった問題はなく,皆さん良い成績を取られたと思います。今まで法規が不得意な方も電信の問題で点数を稼げるようになったので、電信を日常的に運用されている方は、有利になりました。Q符号は、現在はアマチュア無線の交信で日常的に使わないものも出ますので、注意が必要です。
 筆者の失敗は、アマチュアバンドの周波数帯の問題で、最近出題されていない1.8MHz帯、1.9Mhz帯が必ず出ると思いこんでいました。思い込んでしまうと恐ろしいものです。18,018kHzを1818kHzと思いこみ、「1.8Mhzはこんなもんだったか!」と選んでしまいました。Hi
 なんと問題は18MHz帯だったのです。


4 合格通知


 日本無線協会のホームページで回答を見て、なんとか合格圏に入っているとは思いつつも、マークシートのマークの位置を間違えたのではないかとか不安がありました。 12月28日、妻から合格の通知が配達されたと電話があり安堵したところです。
 
 開局50年目で手にした1アマ


参考図書  ずばり合格 第1級アマチュア無線技士問題集 編集 株式会社QCQ企画 
        発行 一般財団法人 情報通信振興会